12室について
12室は潜在意識や深層心理、そして無意識層や精神世界など、
目に見えないもの、常識を超えたものや出来事などを示している。
また、普通の社会では受け入れられない願望だったり、
また神聖化されたイメージだったりもする。
だから秘密であり、コンプレックスであり、時としてそれは恐怖でもある。
それが恐怖となるのは、通常意識(顕現意識)にとって受け入れがたいものだからだ。
そしてそれが罪や犯罪として出てくることもあれば、
ポジティブに現われて、精神の修養、瞑想、神秘思想などとして出てくることもある。
12室に天体を持っている人はかなりいて、「あちら」の世界との結びつきが強いようだ。
太陽がある場合は、顕在意識そのものがミスティックなものに魅力を感じるだろうし、
水星であれば神秘的・霊的なことへの感受性が高い。
霊界へのアンテナが発達している人、と言えるだろう。
月・金星・火星の場合はどうか?・・・もちろん感受性の高さはあるのだけれど、
カルミック(12室はまたカルマのハウスでもある)な解釈をすれば、
その人のパーソナリティー(月)、感性(金星、この場合は特に恋愛体質)、意欲(火星、願望や欲望、セックス)が、
12室という目に見えないハウス(心の地下室)に追いやられていると捉えることもできると思う。
なぜかと言うと、パストライフで散々その☆を使ってきたんだろうなあ。
だから今生ではちょっと一休み、なんじゃないだろうか。
恋愛面で苦労している人達の中には、驚くほどの割合で金星または火星が12室にある人が多い。
話を聞いてみると、過去世で大恋愛をして自殺したとか、修羅場を演じたとかいう。
つまり、恋愛至上主義的だったことが多いみたい。
で、今生はその面をパスしたいために、そして内省するために?、12室に金星や火星を配置するのだ。
それでも過去のロマンスの記憶は美しいものとして残っていて、それが神聖なものとして結晶化する。
例えば、金星が12室にある人は、恋愛自体に神聖なイメージを持っているために、
実際の(地上的で猥雑な)恋愛には縁が薄いと言われている。
そこから、満たされない愛、純粋な愛への希求が、奉仕活動や福祉活動となって生まれてくる。
そのように健康的な発露を見出せなかった天体のエネルギーは、犯罪や背徳などへ流れていき、
結果として、拘束・隔離・刑務所・収容所という意味を持つようになる。
または、自分の身体を痛める、つまり病院への隔離(入院)ということにもなる。
これはもちろん、12室の月・金星・火星のすべてがそうだというのではない。
もっと未知なるものを探求したくて、意図的にそこに天体を配置することだってある。
その場合は感受性が鋭かったり(金星)、サイキックな能力を生まれつき持っていたり(火星)する。
または、長いこと精神修行をしてきた人で、この生ですべてのカルマを払拭したいと望んで、
月をここに持ってくることだってあるだろう。
あるいは、自分の成長はある程度できたので(一段落したので)、
今回はそれ(魂が手にした宇宙からのギフト)を人々に分かち合いたい、
というのが人生の主目的な人もいると思う。
けれどもどっちにしても、12ハウスはやっぱり過去世への一番分かりやすいリンクなんだろうと思う。
12ハウスは、マスメディアとかインターネットとか、匿名性の通信とも関わり合いが深い。
そしてここは、人に邪魔されずに寛げるところでもある。
(2005.03.29)
12室の天体
昨日書いた「12室にある天体について」は、ひとつの可能性だと思う。
だから、そうじゃない場合もたくさんあるし、
実はこれは私自身の意見であって、他の人がどう言っているのか分からない。
ただ、このように解釈すると腑に落ちる時がある、ということです。
法則として捉えることはできないし、それは危険だと思う。
それを言った上で、12室にある他の天体について書きたいと思う。
例えば木星は、12室を「発展」させる、「もっと広げる」という意味(ここは従来通りの解釈だと思う)。
それで、潜在意識にもっと光を当てよう(これは12室太陽のほうがしっくりくるかな)、
深層心理を広げよう、等の意味があると思う。
ってことは(ここからは私の意見)、それまで顕在意識を中心に生きてきたのかもしれないし、
または、潜在意識や神秘思想に関わっていて、それをもっと追求したい、ということなのかもしれない。
どっちかっていうのは(そしてまだ他の可能性はあると思うけど)、
チャート全体を見てみないと言えないでしょう。
キロンは、土星外惑星のエネルギーを土星内惑星へと流す役割をするブリッジだから、
ある意味で人格(個として捉える時の外枠が土星)を壊す、そこに宇宙の力を通すということ。
なぜかと言えば、内惑星を宇宙にチューニングさせるためです。
それが12室にあるのだから、その人は自分の潜在意識に、まるで穴が開いているように感じるでしょう。
高次元のエネルギーがそこから吹き出してくるからです。
他のハウスにある場合でも、キロンは”Wounded Healer”と呼ばれていて、
そのハウスに関したことに何かコンプレックスを持っている、と言われているのに、
それが自分の意識できない12室にあることで、その感じられる「傷」はより深いものとなるはず。
では、なぜここにわざわざキロンを置くのか。
他のハウスではカバーできない領域のアンテナが必要だからではないか。
もっと、直接に外惑星とコンタクトしようとしているのかもしれないし、自分の内面を模索したいのかもしれない。
これもケースバイケースだと思う。全体を見てみないと何とも言えない。
ただ分かっているのは、潜在意識に穴を穿ちたい、ということ。
その他の感受点、たとえばノードだったら、それがノースノード(ドラゴンヘッド)ならば、
無意識の領域、精神世界と呼ばれる領域に「向かっている」ということ。
顕在意識よりは潜在意識を大切にしよう、ということかもしれない。
また、この場合サウスは6室にあるのだから、パストライフで他人に奉仕して、
今回は自分への滋養の人生にしたい、ということかもしれない。
それからリリスがあるとしたら、これは「隠された欲望」などの意味を持つので、
「私、本当はこっちの世界が好きなのよね」ということでしょう。
どうしても、心の深いところで12室的な事柄に惹かれてしまうのでしょう。
そこが居心地のいい場所だったり、過去でそのようなことに専心していたのかもしれない。
それから、天体の意味(その人にとっての)を見る場合、ハウスに意味がある時と、
サインの方に意味がある時とがあるような気がする。
○○が12室ということに意味がある時と、ハウスよりもサインに重点がある時とある、ということです。
特にこれはノードに言えるのではないか。
これについては、また改めて書きたいと思います。
(2005.03.30)
ハウスシステム/ハウス分割
ハウスシステムの種類と違い
ハウス分割の仕方はたくさんありますが、その中で代表的なものを紹介します。
1.イコール:Equal
チャートが手計算で作られていた時によく使われていたもの。
ハウスを黄道上で12等分する。
欠点はMCが10ハウスに入らないことがある、ということ。
2.プラシーダス:Placidus
日本ではよく使われている分割法。
欠点は、高緯度の地方でハウスの形が極端に不均等になること。
3.コッホ:Koch
プラシーダスの欠点を改良したもので、最近最も人気が高い。
時間を等分して作ったチャートのアングルをハウス境界とするもの。
4.レジオモンタナス:Regiomontanus
地平線を基準にして空間を12等分する方法。
卯酉線(東西を結ぶ線、Prime Vertical)に沿って等分する。
カスプをハウスの境界にする。
5.キャンパナス:Campanus
これも地平線を基準に12等分するのだが、
カスプとカスプの中間点でハウスを分割して、
カスプがハウスの中央にくるようにする方法。
6.ホールサインハウス:Whole Sign House
インドや中国で現在も使われているもので、
ASCが入っているサインを1ハウスとして、サイン単位で分割するもの。
7.ソーラーハウス:Solar House
太陽をASCに持ってきたもの。
この他にもまだあるけれど、代表的なのはこんなところ。
で、何を使うかだけれど・・・
こんな意見があるので紹介します。コメントは遠慮なくどうぞ。
>トランジットの天体がハウスイングレスするときで見るには
プラシーダスでは、当たらないらしい・・・
>ハウスイングレスはコッホというのはAAやAFAの発表で、
石川某氏も日本ではプラシーダスが一般的ですが
ハウスイングレスはコッホ以外で見るべきではありません。
とか言っている。
(2005.05.13)