1/3次元の砂浜で


かつて1/3次元の砂浜で陽光がぴたりと笑いかけた
ウルトラマリンにわななきながらぷつぷつ吼える風を見た
まばゆい飴色な大気の底で
みだれかがやく粒子の海で ...
(真青なネガフィルムの背景に浮かぶ
 パステルカラーの風景のようだったよ
 そんな独りぼっちの誰もいない砂浜のようなところで
 ひとりの子供が無心に風と戯れて遊んでいるんだ
 しばらくすると真白な泡をたてて砕ける波が
 砂の山も何もかも消してしまった
 それでもまぶしい陽光と風の音の記憶だけは
 いつまでも彼のうちに残っているのだった)







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